イノチ・ノ・ジカン・ヲ・トリモドス〜依存先を増やす魔術〜

2026年5月4日
沖縄は梅雨入りの発表がありました
今年もゴールデンウィークが終わり
皆様も少しずつ日常の生活へと
戻っていらっしゃる頃かと思います


皆様こんばんは
今夜も
魔女の村ラ・ヴィラ・トゥモール
夢を叶える魔法のグリモワールへ
ようこそ

今年のゴールデンウィークは
最長で12連休を取られた方も
いらっしゃったようですね
毎年このゴールデンウィークの時期は
ご旅行で沖縄に来られた方からの
ご依頼もあり
私自身もゆっくりと営業をしながら
遠方からお越しくださった方々との
ご縁を
ありがたく感じています
今年もまた旅の途中に
セッションを受けてくださる方がいらして
この季節ならではの出会いに
静かな喜びを覚えております

けれど毎年のことながら
この時期は
心身のバランスを崩しやすい
季節でもあります

やる気が出ない
集中できない
気分のムラが激しい

そんな心の揺らぎから始まって
気づけば何となく落ち込み
不安やストレスが強まっていく

食欲がなくなるかと思えば過食に走り
胃腸の調子も悪くなる

頭痛に悩まされたり

過度に休みたくなったり
引きこもりがちになったり
人と会うのがしんどくなって

いつもより多くお酒やタバコに
手が伸びるようになる

眠りも浅くなり
朝起きるのがつらくなって

そのうち遅刻や欠勤が増えていく

いわゆる「五月病」のような症状を訴える方が
毎年この時期にはとても多くなります

心当たりはありませんか?

そして実は
こうした症状は
2026年5月のテーマとも
深くリンクしているのです

2026年5月をタロットで観ると
浮かび上がってくるのは
XV The Devil / 悪魔

「悪魔」と聞くと
何かとても不吉で
恐ろしいもののように感じる方も
いらっしゃるかもしれません

けれどタロットにおける悪魔は
ただ単に「悪いことが起こる」という
意味ではありません

悪魔のカードが象徴するのは
依存、執着、誘惑、嫉妬、
快楽、浪費、暴飲暴食
やめたいのにやめられないこと

たとえば恋愛でいえば
不倫や三角関係
誰かへの強すぎる執着
嫉妬に心を焼かれること

日常生活でいえば
寂しさやストレスを
埋めるための浪費

過食や暴飲暴食
お酒やタバコに頼りすぎること
刺激の強いものに
のめり込みすぎること

つまり悪魔の月とは
心の空白を
強い刺激で埋めたくなりやすい月
ともいえるのです

五月病のような不調が出やすい
この時期に
人は自分でも気づかないうちに

「何かに逃げたい」
「何かにすがりたい」
「一瞬でも苦しさを忘れたい」
という気持ちを強めることがあります

その結果として
恋愛への依存
誰かへの執着
衝動的な買い物
過食、飲酒、夜更かし
ギャンブル
あるいは人との関わりを断ちすぎることなど
悪魔のテーマが
現実の行動として出やすくなるのです

けれど
ここで大切なのは
悪魔のエネルギーをただ恐れることでは
ありません

悪魔は
依存や執着だけのカードではないからです

このカードは同時に
強い魅力、色気、存在感、表現力、
夢中になる力も意味しています

適職の象徴として
ダンサー、俳優、役者などが
挙げられることがあるのも

悪魔のカードが
「人を惹きつける力」
「魅せる力」
「身体性や官能性」
「表現の熱量」と
深く関わっているからです

ですから2026年5月は
欲望や執着を無理に否定する月ではなく
その強いエネルギーの向け先を変える月
だと考えてみてください

誰かに執着して消耗する代わりに
自分磨きに力を注ぐ

恋愛に心の支えを一本化する代わりに
友人、家族、趣味、仕事、学びなど
複数の居場所を育てていく

浪費や暴飲暴食で空白を埋める代わりに
身体を整え、美しさを育て
自分の魅力を磨いていく

ここでいう
「依存先を増やす」
とは

ただ依存的になることを
勧めているのではありません

ひとつだけに心の支えを集中させないこと
心が息をつける場所を
ひとつではなく複数持つこと

安心できる人、夢中になれること
好きだと思える時間を増やしていくこと

恋人だけが支えになると
その関係が揺らいだだけで
世界全体が崩れたように感じてしまいます

でも
友人がいる
家族がいる

打ち込める趣味がある
大切にしている仕事がある
自分を磨く楽しみがある

そうした複数の支えがあれば
心は少しずつ
しなやかさを取り戻していきます

恋愛依存から抜け出す方法としても
「恋人だけに支えを集中させないこと」
「趣味や友人関係など、恋愛以外の拠り所を増やすこと」はよく勧められています

それは愛を薄めることではありません

むしろ
ひとりの相手に
自分の生きる意味のすべてを
背負わせないための
とても大切な知恵です

この悪魔の月におすすめしたいのは
まさにそうした支えの分散であり
魅力の育成なのです

好きな服を着る
髪や肌を整える
身体を動かす

踊る
表現する
作品をつくる

友人と会う。
新しい楽しみを始める
ひとりの時間を豊かにする

そうやって
「私を満たしてくれるもの」を
少しずつ増やしていくこと

悪魔の月は
あなたを堕落へ引きずり込むためだけの
月ではありません

執着になれば苦しみになるその強い力を

魅力へ
表現へ
創造へ
回復へ

変えていくことができる月でもあるのです

もし今月
何かに囚われすぎている自分に気づいたなら

無理に全部を断ち切ろうとしなくて
大丈夫です

ただ少しずつ
別の灯りを増やしてみてください

好きなものを増やす
会いたい人を増やす
安心できる場所を増やす
夢中になれることを増やす

自分を好きになれる時間を増やす

それが
悪魔に奪われかけた
命の時間を取り戻すことに
つながっていきます

2026年5月

悪魔の月に問われるのは
あなたが何に囚われるかではなく
その熱を何に使うかです

嫉妬に燃やすのか
執着に溺れるのか

それとも

自分の魅力を育てる火へと変えるのか

恋に呑まれる代わりに
自分を磨く

ひとつの関係にすべてを預ける代わりに
居場所と楽しみを増やしていく

それが
この月を生きるための知恵

それが
イノチ・ノ・ジカン・ヲ・トリモドス
魔術なのです

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